4 加害者の正体 〜 「変革の世紀」が与えてくれたきっかけ


その後、4年近くが経過しましたが、私へのストーカー被害がやむ形跡は全くありませんでした。

被害があるから、と言うことは勿論、自分の受ける苦痛を理解してもらうこと自体が困難で、家族を含め「変な ことばかり言って、家族を不安にさせるのはやめてくれ」とむしろ私が家庭の平和を乱す悪人であるかのように 言われていました。それまで家庭ではめったにケンカなどしなかった私ですが、しばしば表にも聞こえるような 声で罵り合うこともあり、気の休まる日など全くありませんでした。

特につらいのは、商業作品上で展開された、一連の誹謗中傷(ネガティブキャンペーン)でした。私自身の名前 やペンネームをもじったり、模写されたキャラクターが現れては、ある時は口先だけで他人を騙す詐欺師、また ある時は外面で人を欺く連続殺人鬼や性犯罪者として描かれ、しかもそれらは私の日常で起こることや発言を 逐一取り込まれていました。自らの一挙手一投足を全て悪意のあるものとして解釈、流布されることによって、 私は身動きが取れなくなり、同時に私が個人で作ろうとしたものをそのまま盗んで作られた商品も氾濫し、結果、 私は行動すること自体への無力感にさいなまれ、まともにものを考えることが困難になっていきました。

  (※ この内容につきましては、出来る限り、後日別トピックで作品名、作者をリストアップし、可能な
     ものは画像や状況説明を交えて解説したいと思います)



一方で、そうした中には「黙っていても何も変わらないのだから、ちゃんと闘え」というものもありました。
しかし、「闘え」と言われても、当時の私には現状を演出している具体的な犯人自体がわかっていませんでした。 直接的な原因が「1」で書いたメーリングリストにおける書き込みだったのは何となくわかっていましたが、書き 込みそのものはセガの持つ可能性について考えた応援的なものだったのですから、セガに攻撃される理由はあり ません。また、競合相手の企業がそうかと言えば、すでに圧倒的な売上実績をあげていた完全な勝ち組でした から、今更私個人をそこまで相手にする理由もありません。それ以外の存在があるにしても、ここまで大掛かり な真似をする動機のある相手など、私には想像もつきませんでした。
この当時はまだ、「集団ストーカー」や「ガスライティング工作」といった言葉や概念など、ほとんど流れて いなかった時期です。自分の状況がなんであるかは勿論、同様の被害者を見つけることなどとてもできはしません でした。

何より、それら「闘え」という人々にしても、自ら語る言葉について、具体的に誰に対してか、何の話について か、闘う相手が誰なのか、それらを明確にする人は誰一人おらず、人に説教をしようというのに、けして自ら 安全圏から出ようとはしません。

加えて、さんざん人を痛めつけておきながら、一方で私が特定の人物のことを話すと、翌日にはその人物に手が 回ったかのように急におとなしくなったり、在宅作業で徹夜仕事を強いられ、そのままバイクで片道一時間の 距離を出社しようとすると、突然会社から電話がかかってきて「俺はどうしても今来いだなんて言ってない!」 と引き止められたりなど、変な話ですが、まるで盗聴犯から「保護」でも受けているかのような状況もあり ました。

いずれにしても、私自身に直接話をつけようという人間は一人もいませんでしたから、状況を把握することも 自分の意思を示すこともできません。私は魔女裁判の魔女よろしく、ひたすら混乱した「迫害」の只中にあり ました。



しかし、こうした私の混乱に、状況を理解するきっかけが訪れました。

それはNHKの視聴者参加番組「変革の世紀」です。

変革の世紀は、5回シリーズで組まれたスペシャル番組で、放送期間中、NHKのサイトにBBSが設置され、 視聴者は一旦投稿という形で文章を送信後、管理側に検閲を受け、必要に応じて一部の修正を加えられた形で 掲載され、番組に直接参加することができました。
もともとこうした視聴者参加企画には関心がありましたので、私も参加登録を行い、その中のいくつかの議題に 投稿を行っていました。

その内に、新たな議題として「情報化社会の危険性とは」という項目が立てられました。

本来はセキュリティや有害サイトの扱いについての意見交換が主なテーマのようでしたが、これは当時の私の 状況について話をするのにうってつけの議題だとも思えました。
そこで私はまず「ネット社会における責任とは?」というスレッドをたて、意見を集めてみることにしました。

「責任」は、私への盗聴盗撮が行われていることを知りながら誹謗中傷に参加している側の人間が、自らの正当 性を裏付けるために良く使われた、代表的なお題目でした。私はまずこの曖昧な言い分を崩すことから始めて みることにしました。



実際こうした形で意見のやり取りが始まると、この変革の世紀BBSで突っ込んだ議論を行うのは、かなり困難 なことに気がつきました。

当時は2ちゃんねるも世の中に注目され始めた頃でしたから、ネット上での議論は罵詈雑言の応酬にならない よう、冷静な態度を維持させることが運営側にとって重要だったことは理解できます。しかしそのために、投稿 された文章は運営側の判断で校正された形で掲載され、当初こちらが意図していたものとは異なるニュアンスの 文章になってしまうことが多々あったのです。

私は校正を避けるために、なるべく遠まわしな表現で話を進めていきました。


実際の議論については、自分がある企業の企業戦略についての発言を行ったことがあり、そのことにどんな責任 が発生するかから始めました。

他の投稿者の方々の主な意見は「責任はある」というものでした。

しかし、私がその投稿では自分の本名を挙げていたこと、メーリングリスト上での発言なので当然こちらの アドレスもわかるはずであること、にもかかわらずこの件について直接私に問い合わせがあったことは一度も なかったことを挙げると、なかなか議論に結論は出ません。
もっとも、こんな風に何の苦情も受けていないのなら、何を気にする必要があるのか、普通の人には全く理解 できなかったでしょうから、ピンとこないのも仕方ないかもしれません。



その内にこのスレッドに積極的に参加してくる一人の投稿者が現れました。

彼は当時の話で、福岡県に在住する三十代半ばの男性で、「ROBOT」というハンドルネームを名乗って いました。

ROBOT氏は、自らの職業を明らかにせず、ただ「センスを求められるクリエイティブな仕事」についている、 とだけ名乗っていましたが、他のスレッドでの書き込みを見ていくと、どうやら「ゲーム会社のグラフィッカー」 ということのようでした。

当初は私の話に「本名を明かしたのはいかにもまずかったですね」と、こちらに同情的な態度を示していました が、私があくまで「責任とはいかなるものか」という部分にこだわっているうちに、突然何かに気がついたよう な反応を見せました。
どうやらROBOT氏は、私が誰なのかに気がついた(知った)ようでした。

それ以降、ROBOT氏の私への返信は段々挑発的なものへと変わっていきます。同時に、この時のスレッドに おける討論もまた、流出(というか注目でしょうか)し始めた気配がありました。

私は焦りました。もし衆人環視のこの状況で、ROBOT氏に言い負かされるようなことがあれば、それはここ まで私に行われてきた盗聴や盗撮が、あたかも「当然の権利」ででもあるかのように広まってしまうからです。
しかし一方で、校正を気にして私は思うような議論を展開できず、また、その上で行った投稿も何故か必要以上 の校正が行われ、私はどんどん不利な状況に追い込まれていきました。


そして最終的に、彼は次のような持論を持ち出しました。

「私の書き込んだ意見とは、特別私だけが思いついた話ではなく、元々その企業(セガ)が考えていたもので あり、私がネットでそれを公開してしまったために、そのプランを使うことができなくなった。そのためにその 企業(セガ)は多大な損害をこうむってしまった。だからその企業は何も悪くない」というのです。

このままでは、このROBOT氏の言い分に巻き込まれ、ここまで受けた盗聴、盗撮や全ての嫌がらせが全て 正当化されてしまう。私はさらに焦りました。



が。程なくあることに気づき、私は急速に落ち着きを取り戻しました。

考えてみれば、話を聞いた後「実は同じ事を考えていた」などと言うのは誰にでもできる、模倣や盗作を正当化 する際の極めてありきたりな手口です。

また、もし根拠のないこの説が事実だと強引に正当化するなら、負け組になった企業側にだけそれができていた というのは、理屈の上では片手落ちです。無理にこれを主張するならば、負け組の企業よりも、むしろ勝ち組に なっていた企業にこそ、「同じことは既に考えていた」という理屈が自然になるはずです。

それを拡大していくと、「全ての企業が同じ事を考えていた」ことになり、「みなが同じように考えていたこと ならば、何ら問題になることなど存在しない」という結論になるからです。


しかし、私が最も注目したのは、最後の「だからその企業は悪くない」という部分でした。

私はここでの議論において、あくまで「私の責任とは何か」という方向から話をしていました。
では何故、ROBOT氏は「その企業は悪くない」という返答が、この問題の返答になると考えたのでしょうか。
裏を返せばその企業=セガは、「悪くないと主張しなければならない事」をしていたということではありません か。

私の身に起こった「悪くないと主張しなければならない事」。それが何か、考えるまでもありません。



そもそもなぜ自分はセガが犯人であることをはっきり認識しなかったのかといえば、勢いに飲まれ、思考が硬直 化していたから、というだけの事でした。セガ系ゲーム雑誌で行われる説教がましい態度、周りの人間や商業 メディアを通じて発せられるあらゆる他人の敵意、そして具体的にそれが何かすら説明できないのに、奇妙な 重圧だけは放つ「責任」「努力」「行動」といった言葉。

冷静になってみれば、自分はこうした「まやかし」に何一つ納得していないのに、ただそのまま圧倒されていた のです。

盗聴で説教を行う人間の言葉など信用ができるわけがなかった。正当な動機などなくとも、他人に悪意を向ける 人間などいくらでもいる。「責任」や「努力」が本当なら、本人と直接対話することを避けるわけがない。どれ もこれも、世間では当たり前のことではありませんか。

俺はなんてバカだったんだと思いました。自分への中傷に、よく「世間知らず」というものがありましたが、 ただ勢いだけで押さえ込まれた自分は、ある意味では、確かに世間知らずと言われても仕方ないかもしれません。



同時に、これまで新聞やゲーム雑誌に目を通してきたことから、セガがそうした集団ストーカー業者を差し向け る動機も、そう時間をかけることなく明確に理解することになりました。


「1」で書いた私のネットで書き込みが行なわれてから半年ほどすると、セガは外部からブレインを招いて経営 方針に関して、意見を取り入れる体制を築いた事を発表しました。いずれも隣接業界の経営者や、作曲家、放送 作家など名の知られたメンバーで構成され、基本的にセガとは関係のない所からの人選が行われたようです。

しかし、この体制は結局目立った成果を出すこともなく、メンバーは徐々に減っていき、唯一、その後発売された ハード「ドリームキャスト」のCMにおいて、セガ社内の重役の一人をCMに使い徹底的にこき下ろすという 自虐的な展開が世間の話題になった事をのぞき、目立った成果を出すことなく自然消滅したようです。

またこの広告展開を企画した放送作家氏も、セガ持ちで随分な豪遊をしたことが囁かれ、社内的に批判があった そうです。

結局、こうした外部の意見を取り入れるというやり方は、失敗に終わっただけでした。



と、いうのが表向きの話なのですが、某掲示板情報や経済紙を細かく読んでいくと、実際にはこの「外部から 識者を招き意見を取り入れる」という試みには、実は全く逆の目的があったそうです。

つまり、「外部から意見を取り入れて経営を改善したい」というのが目的ではなく、「外部から意見を取り入れ ても成果は上がらない」という前例を作るために行われた、というのです。


わかりやすいのは、参加メンバーが発言する際には、外部の人間に対しては通常考えられないほどの「責任 (ペナルティ)」を押し付けられたという事です。勿論、ある程度のリスクを負ってもらうのも、全くわからない 話ではありません。

ところが、ここで負わされる責任(リスク、ペナルティ)とはそうした活動一つ一つに対して強いられるもので、 むしろ業務そのものを抑制するための足かせとして設定されていたと言った方がいい代物でした。これでは積極 的に取り組もうとしても、それを盾にどんな無理難題をふっかけられ、足をすくわれるかわかったものではあり ません。ここで言う「責任」とは、社外の人間が成果を上げないよう、プレッシャーを与えるため用いられた ものだったのです。

正直なところ、そこまで外部の人間に責任を負わせるのならば、元の経営陣のいる意味がないようにも思えます が、とにかくそもそもの目的が「外からの人間には失敗してもらう」ことなのですから、それ以上セガに関わり たいと思う人もいないでしょう。次々とメンバーは欠けていき、セガとしても「責任の重さに外部の人間は逃げ 出した」という体裁を作り出せるのは予定通りのことだったようです。

しかし、こうした「仕事をさせないために呼ばれた」というのは、呼ばれた側の人間からすれば、随分無礼な話 のようにも思えます。

ここで上記の放送作家氏のことを思い返してみましょう。

私は当時、この自虐CMというのが見苦しくて大嫌いでした。ですがこの放送作家氏の立場からすれば「どうせ できないだろう」とタカをくくって無茶な目標を押し付けられるのは、かなりの侮辱的な話だったのではないで しょうか。

そして実際に手段を選ばない、セガの経営側にも無理を要求する自虐広告という方法で、彼は確かに自分の担当 した仕事については、要求をクリアして見せたわけです。そこから先、世間に注目されたことをどう販売に結び 付けるかは、経営側の問題です。
こう考えると、上記の豪遊批判も、一方的にこの放送作家氏を悪く言うことはできないように思えます。過剰な 目標を過剰な責任とともに要求されたのであれば、ひとたび達成したなら、それに見合う報酬が与えられて当然 のことです。彼を一方的に悪く言うことはできないのではないでしょうか。



こうした、セガの体質を考えると、私に集団ストーカーを仕掛けなければならなかった理由も明確になります。

セガという企業の考え方からすれば、とにかくまず「権力争い」ありきの世界があり、企業戦略を考えるという のはあくまで二次的な問題です。経営側の具体的な方策の良し悪しに主眼を置かれるようなことがあれば、それ は権力構造を決める基準そのものが揺らぐ原因になりかねません。

言うなれば、これは「責任」という言葉を利用した「責任回避」なのです。

そして、上記の外部ブレインの件から考えれば、セガは別な考え方を提示された時、それを取り入れるのでは なく、それを示した側の失敗を望みます。昔から競合他社が売り上げで勝るハードを発売するたびに、それを 攻撃する広告を打ってきたこともそうした体質からくるものと言えるでしょう。
無論、多かれ少なかれ商売敵にライバル意識を持つのは当たり前ですが、セガが特異なのは、事業の成功や他 企業よりもよい商品を開発することでそれを成し遂げようとするのではなく、まず相手を攻撃したり、嫌がらせ、 妨害によって、相手の足を引っ張ることでそれを成し遂げようと考えてしまう点にあります。

そしてそれが個人に向いた時、セガはその人間の人生における破滅を望みます。「えらそうなことを言っても、 所詮は大したことのない人間の言うことだ」として、自己正当化を図ろうと考えるのです。その考えを究極的に 突き詰め、より手っ取り早く考えた結果が「対象を自殺に追い込むこと」と言うわけです。

単純に「外の人間がデカイ口を叩くのが気に入らない」というだけの話なら、せいぜい業界から締め出すレベル で話は済むでしょう。ですが、対象のその後の人生にまで踏み込み、その生活を破壊していくのは、その人間が 別の世界でちゃんと仕事をこなしてしまったら、自分たちが手柄争いに執着して追いたてたことが明確になって しまうという、徹頭徹尾、自らの保身に執着した視野狭窄がもたらしているのです。



同時に、盗聴や盗撮、PCの個人情報を業界全体に流出させる理由は、上記のような「個人的な保身」という 動機を、「あんたのイスを乗っ取ろうとしている」「クズのようなヤツだから生活できないようにしてやれ」と、 関係のない第三者に対しても危機感をあおったり、問題を軽いイメージに認識させることで「共犯者」を増やす ことにあります。

そうすることで対象への業界全体の門戸を閉ざさせるのは勿論、「自分たちだけがやっているわけではない」と いう、主犯格としての立場を曖昧にします。
つまりここでもまた、「責任」という言葉をつかった「責任回避」が行われているわけです。



私は「1」で、当時の書き込みをまとめ直して説明しました。これを読んで、冷静さを失う人はそうはいないと 思います。

ですが、世の中にはこうした他人が別な考えを持つこと一つに周章狼狽し、あまつさえこの世から消し去らねば 気がすまないという、ほとんどソシオパスと言い切って差し支えないような風土を持つ組織が確実に存在し、 その代表的なものが株式会社セガです。

考えてみれば、この当時、私は単なる一ユーザーでした。

自社商品にお金を払い、積極的に応援してきた社外の顧客にさえ、一度わが身の保身に関わることになれば、 人殺しさえ企てるセガというゲーム会社。

俺は何で、こんな最悪な企業の応援などしてしまったのだろう。その時心の底から本当に後悔しました。




ROBOT氏の言葉はたった一言ではありましたが、こうした一連の状況を私に理解させるとてつもなく大きな きっかけとなりました。

その後私は投稿を控えましたが、最期に一つのスレッドをたてました。

それは「ここでの意見を聞くことで、これまで私が受けてきた組織的、社会的なストーカー行為は、結局の所、 単に出し抜かれたことへの腹いせでしかないことを知った。市民が自発的に意見を持ち、社会を良くしたいと 考えたときの最大の壁、それは技術でも言葉でもなく、不具合のある現状でこそ利益を得る、既得権益の壁で ある」という内容でした。

幸いなことに、その後このスレッドには返信こそ掲載されなかったものの、文章はほぼ原文のまま変革の世紀 BBSに掲載され、他のスレッドの投稿でも多くの方が目を通していることを認識できました。投稿になるべく 原文のまま掲載されることの重要性を何度も訴えていたこともありますが、やはり何らかの英断があったのだと 思います。

実は、この投稿を行っている間、何度かNHKの番組ディレクター様から問い合わせをいただきました。残念 ながら、私がその電話を受けられなかったり、こちらから問い合わせても先方がつかまらなかったりで、直接 お話しをする機会は得られませんでしたが、事情を聞いてもらう機会を逃した残念さはあるものの、最終的に 私の意志を修正することなく掲載していただけたことには、今でも感謝の気持ちを持っています。



こうして私は自らの状況を把握していくことになるのですが、実はこの時、私の盗聴、盗撮情報にはすでに別の 意味合いが生まれ始めていました。

それは上でも書いたように、ある意味「保護」でも受けているかのような状況を作り出す理由になるものでした。

「盗聴もビジネスモデルの一つだ」

セガが語ったというこの言葉。それは「影響力」言い換えれば「人を騙す道具」という商品を作ることだったの です。

     


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